20代の元AI研究者が率いる米新興ファンド「シチュエーショナル・アウェアネス」が7月に経営危機に陥り、資金調達のため大半の保有株売却を余儀なくされた。2026年上半期だけで運用資産を5倍超に増やし、約450億ドルまで成長したが、月末にかけて半導体・AI株が急落し、銀行などから担保の追加請求が相次いで資金繰りに窮した。最終的に米ファンド大手が保有株の大半を買い取って救済したとみられる。金融関係者の間では借り入れによる投資拡大が行き過ぎた個別ファンドの問題との見方が強いが、リスクを取って投資効率を高めるファンドは少なくなく、市場が急速に混乱するリスクへの警戒感も出ている。