オックスフォード・エコノミクスの主任エコノミスト、バーナード・ヤロス氏は、米連邦準備制度理事会の利上げ判断は非常に難しい状況にあるとの見方を示した。8月の消費者物価指数は来週の連邦公開市場委員会での利上げ決定を後押しする内容だが、まだ保証はできないとしている。FRBが重視するインフレ指標であるコアの個人消費支出はより穏やかになる見込みだからだ。コア指数の上振れは住居費を除いたコアのサービス、特に輸送サービスで顕著であり、エネルギー価格の上昇がより広範囲の消費者価格に転嫁されることを強調するものだと指摘した。一方でコア財のインフレは一部で緩和しており、関税の影響は引き続き薄れていく見込みだとした。住居費は穏やかにとどまり、賃貸の空室が上昇していることを考慮に入れれば、近いうちに住居費の上昇が加速する可能性は低いとの見方を示した。