日銀は3日、展望リポートの全文を公表し、原油価格の下落が続いてもエネルギーを除く国内の財価格には当面、粘着的な上昇圧力がかかり続けるとの見通しを示した。リポートでは、川上の化学製品等は原油下落に伴い販売価格が下落傾向に転じると見込まれる一方、川中・川下での化学製品の値上げには人件費や物流費の上昇転嫁分が含まれるため下方硬直的に推移すると分析。また、人工知能関連需要の増加というグローバルな需要ショックの波及効果や、既往の為替円安と内外価格差の解消圧力がしばらく持続的に作用し続ける可能性が高いと指摘している。