カナダのカーニー首相は3日、米国とカナダ双方に利益をもたらす通商合意を結ぶ用意があると述べたが、いかなる合意も安定性と信頼性を備える必要があるとの考えを示した。オンタリオ州サンダーベイで記者団に対し、「実現可能でカナダの国益にかなう合意は、米国の国益にもかなう。米国側の準備が整えば、われわれは席に着いて合意をまとめる用意がある」と語った。ラトニック米商務長官とベセント米財務長官がカナダは国内政治を理由に通商合意から離脱したと発言したことについては、「選挙で選ばれていない米国の閣僚がカナダ政治の専門家だとは思わない」と一蹴した。また、米国の姿勢が最近軟化しており、さらなる協議が促される可能性があるとの見方を示した。これに対し、トランプ米大統領は自身のソーシャルメディアで、カーニー首相のような政治家がトランプ大統領を「敵」に仕立てるのは結構なことだが、その場合はカナダ経済が崩壊し、カナダの政治家に起きたどんなことよりもひどい状況になると警告した。