中国の工業企業の7月の利益は前年同期比11.2%増となり、7か月ぶりの低い伸びとなった。製造業の回復の勢いが鈍化していることを示しており、国内需要の弱さと中国経済の勢いの衰えが背景にある。中国国家統計局によると、2026年最初の7か月間の工業利益は前年比17.6%増となり、上半期の18.7%増から減速した。このデータは、年間売上高が少なくとも2000万元(約290万米ドル)の工業企業を対象としている。最新の数字は減速を示すものの、今年の中国工業企業の収益性は、世界的なAI投資ブームがコンピューター、電子機器、テクノロジー製品の需要を押し上げたことで、明確に回復している。しかし、工場出荷価格の回復の勢いは弱まっており、7月の生産者物価上昇率は3.5%に鈍化した。中国経済の第2四半期の成長率は3年余りで最低となった。エコノミストは、中国政府が企業収益を維持するため、特に需要低迷と激しい競争に直面する産業を対象とした、より的を絞った支援策を打ち出す可能性があるとみている。しかし、不動産危機、家計の信頼感の低迷、民間投資の弱さが依然として主要な圧力要因となっている。