火曜日のココア先物はショートカバーにより上昇し、ICE NYココア9月限は87ドル(1.58%)高、ICEロンドンココア9月限は76ポンド(1.86%)高で引けた。この上昇は、先週の2週間ぶり安値から市場が下げ止まったことによる。先週の安値は、第2四半期の欧州ココア粉砕量が前年比4.6%減の31万6366トンと、6年ぶりの低水準となったことがきっかけだった。しかし、先週末には北米の第2四半期粉砕量が予想外に7.7%増の10万9659トン、アジアの粉砕量が25%増の22万4646トンとなったことで需要懸念が和らぎ、価格は下支えられた。弱材料としては供給増が挙げられ、コートジボワールの港への到着量は今シーズンこれまでに前年比21%増の210万トンに達し、ICEココア在庫は2年ぶり高水準の328万5161袋に増加した。中期的には天候リスクによる下支えもあり、75年以上で最も強いと予想されるエルニーニョ現象が西アフリカの作物を脅かす一方、初期調査では2026/27年のコートジボワール主作が弱含みで、莢の発育状況から収穫量は約180万トンと前シーズン比18%減と見込まれている。