米ドルは水曜日、対ユーロで1年超ぶりの高値付近で推移し、日本円は約40年ぶりの安値圏で低迷、世界的な中央銀行トップが集まる重要会合を前に、市場は日本の為替介入への警戒を強めている。欧州取引で米ドル指数は0.18%上昇の101.27となり、堅調な米労働市場データと米国債利回りの上昇が、連邦準備制度理事会が年内に追加利上げに踏み切るとの観測を強め、ドルを押し上げた。ユーロは、ユーロ圏のインフレが前月に予想以上に鈍化したとの新たなデータを受け、再び下落圧力にさらされた。6月の消費者物価指数は前年同月比2.8%上昇と、5月の3.2%から減速し、市場予想の3.0%を下回った。金融政策に関する発言は、この後ポルトガルのシントラで開かれるECB中央銀行フォーラムで注目を集める。新たに就任したFRB議長ケビン・ウォーシュ氏とECB総裁クリスティーヌ・ラガルド氏が登壇するパネルディスカッションが、市場を動かすとみられている。ドル円は162.68まで上昇。ドルは第2四半期に円に対して約2.5%上昇し、4四半期連続の上昇となり、根強い円安が東京による為替介入への警戒感を高めている。