ブルームバーグ通信によると、米ドルは、世界中の機関投資家が為替リスクのヘッジを再開し始めた場合、追加の売り圧力に直面する可能性がある。データによると、年金基金や保険会社は6月30日時点で米国資産のうち外国為替リスクのわずか41%しかヘッジしておらず、これは2015年以来の低水準である。このデータは日本、カナダ、台湾を含む6つの市場からのものである。ヘッジコストの低下や、安全資産としてのドルの地位への疑問も背景にある。ブルームバーグは、ヘッジ比率が5パーセントポイント上昇した場合、総資産4兆6000億ドルのうち約2300億ドルの取引が発生すると試算している。日本は米国債の最大の保有国であり、日本の投資家は上半期に新規の外国債券購入のうちわずか41%しかヘッジしておらず、2024年の62%から低下した。一方、円利用者にとっての3ヶ月物ドルヘッジコストは2.75%に低下し、4年ぶりの低水準となった。ユーロ利用者にとっては1.32%に低下し、2年ぶりの低水準となった。アナリストは、これらの要因がドルの追加売りを促す可能性があると指摘している。