ドル指数は2週間ぶりの安値まで下落し、0.68%安となった。予想を下回る米6月雇用統計を受け、早期の連邦準備制度理事会による引き締め観測が後退したためだ。米非農業部門雇用者数は5万7000人増と、予想の11万3000人増を大きく下回り、5月分も17万2000人増から12万9000人増へ下方修正された。失業率は予想外に1年ぶりの低水準となる4.2%に低下し、平均時給は前月比0.3%上昇と予想通りだった。ユーロは1週間半ぶりの高値まで上昇し、0.61%高。イタリアの失業率が予想外に過去最低の5.0%に低下したことが支援材料となった。円は対ドルで2週間ぶりの高値まで急騰し、0.97%高。ロイター通信が、日本の当局が通貨支援のため突然介入する可能性があると報じ、片山さつき財務大臣が大胆な為替措置で米国と足並みをそろえていると指摘したことが背景。金と銀の価格は1週間ぶりの高値に急騰し、8月限の金は1.48%高、9月限の銀は2.60%高となった。ドル安と利上げ観測の後退が貴金属を押し上げた。