欧州中央銀行が公表した最新の賃金追跡データによると、ユーロ圏の労使交渉で決まる妥結賃金の伸び率は年内はおおむね横ばいで推移した後、2027年上半期に緩やかに加速する見通しとなった。主要指標が示す妥結賃金の伸び率は27年第1・四半期末まで2.6─2.7%で推移し、その後2.8%に上昇する見込みだ。ECBは最近の急激なインフレが過度な賃上げ要求につながっていないか賃金動向を注視している。ただ3%程度の伸びであれば2%のインフレ目標と整合的だと指摘している。