欧州連合(EU)統計局が1日発表した8月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比3.3%上昇と、前月の2.9%上昇から伸びが加速し、2023年9月以来、2年11カ月ぶりの高水準となった。ロイター通信がまとめた市場予想(3.3%上昇)と一致した。中東情勢を背景にエネルギー価格の上昇率が大幅に拡大した一方、サービス価格は伸びが鈍化した。品目別では、エネルギーが14.3%上昇(前月は10.3%上昇)し、食品・アルコール・たばこは1.2%(同1.2%)、非エネルギー工業製品は1.2%(同0.9%)、サービスは3.0%(同3.3%)だった。変動の大きいエネルギーや食品を除いたコア指数は2.4%上昇(同2.5%上昇)と伸びが鈍化した。主要国では、ドイツが2.9%(同2.8%)、フランスが2.7%(同2.4%)、イタリアが3.2%(同2.9%)、スペインが4.5%(同3.9%)と、いずれも拡大した。