タイのタピオカ関連4団体は、生キャッサバの深刻な危機状況を宣言し、政府に対し問題解決を国家課題として急ぎ定めるよう求めた。2569年8月7日の調査によると、2569/70年生産年度の生産量は約1875万7000トンと過去最低水準に落ち込む見通しだ。作付面積は2.29%以上増加したにもかかわらず、優良な種茎の不足やキャッサバモザイク病の蔓延により、1ライ当たりの平均収量は減少している。一方、国内の生キャッサバ需要は年間3700万~4500万トンに上り、深刻な原料不足が生じている。多くの工場は生産能力の20~30%しか稼働できず、キャッサバ集荷業者の多くが廃業や一時操業停止に追い込まれている。タピオカ製品の輸出額は、2565年の1554億9800万バーツから2569年には700億バーツを下回る水準に減少する見込みで、すでに850億バーツを超える経済的損失が生じている。このため民間部門は、モザイク病対策を国家課題とし、無病種茎や耐病性品種の普及を急ぐこと、灌漑システムや技術への投資により3年以内に生産量を3500万トンに回復させること、取引基準の向上と公正な市場メカニズムの構築、輸出入監督の強化と業界の中央データベース整備、という4項目の緊急提言を行い、世界のタピオカ産業におけるタイのリーダー的地位の維持を訴えている。