フランスが欧州中央銀行のラガルド総裁の後任としてクノット前オランダ中銀総裁を支持する見返りに、ECBの要職である主任エコノミストにフランス人を起用することを求めていることが関係筋の話で分かった。関係筋によると、この提案はマクロン仏大統領の支持を得ているが、ドイツが強く反発する可能性があり、ユーロ圏の主要国による激しい政治交渉に発展する可能性があるという。提案によると、2011─25年にオランダ中銀総裁を務めたクノット氏がフランスの支持を得て次期ECB総裁に就任し、その見返りとして、総裁が理事会メンバーの中から指名する主任エコノミストをフランス人に割り当てることを求める。ラガルド総裁はフランス出身で、任期は2027年10月末に終了する。この件について、仏大統領府とオランダ財務省からコメントは得られていない。クノット氏はコメントを控えており、ECBもコメントを差し控えた。