米アッシュビルで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議で、議長国アメリカが巨額の経常黒字を積み上げる中国を批判し、不均衡是正を求めた。ベセント米財務長官は、1.2兆ドル(約190兆円)の貿易黒字を計上する中国を「世界は抱え切れない」と非難し、議長声明では「不均衡を悪化させる非市場的政策」の撤廃を要求した。中国は反発したが、ロシアも賛成に回り、参加国の声はそろった。一方、円安・債券安が続く日本は、高市政権の積極財政への理解を求めたが、ベセント氏は「日本は一歩引くことができる」と述べ、政策転換を暗に促した。IMFによると、経常収支の不均衡は2025年に世界GDP比3.7%に上昇し、金融面での脆弱性を高めると警鐘を鳴らしている。