世界的な国債市場に激しい売りが浴びせられている。中東情勢の緊迫化で原油価格が1バレル100ドルを突破し、インフレ再加速と各国中央銀行による金融引き締め継続への懸念が強まった。英国10年国債利回りは5%超での推移が約20年ぶりの長期に及び、ドイツ10年国債利回りは2011年以来の高水準に達した。日本の国債利回りも30年超ぶりの高水準に迫っている。投資適格級の国債を追跡するブルームバーグ・グローバル国債インデックスの平均利回りは3.68%に上昇し、2008年の世界金融危機以来の高水準となった。投資家は来週の米連邦準備制度理事会、日本銀行、イングランド銀行の金融政策会合を注視している。現在、市場では7月28~29日の会合でFRBが利上げに動く確率を約3分の1と織り込んでいる。