金価格は金曜日に小幅下落し、前日の急騰を部分的に戻した。米イラン和平協議を巡る不透明感と、短期的な金利上昇観測が市場の重しとなった。8月渡しの中心限月であるコメックス金先物は1トロイオンス当たり25.10ドル(0.61%)安の4115.70ドル、8月渡しのコメックス銀先物は1トロイオンス当たり0.627ドル(1.04%)安の59.900ドルで取引を終えた。この下落は、月曜日にホルムズ海峡で正体不明の飛翔体が船舶3隻に命中したことを受け、和平合意への期待が後退する中で起きた。これにより米国はイラン国内の約170カ所の標的を攻撃し、イランのイスラム革命防衛隊が米軍基地に報復攻撃を行った。トランプ大統領は停戦は「終わった」と述べる一方で外交努力の継続を容認するなど、ちぐはぐなシグナルを発しており、投資家の警戒感を強めた。さらに、最新の連邦公開市場委員会議事要旨がタカ派的な姿勢を示唆したことも、金相場を圧迫した。