香港は2026年の域内総生産成長率見通しを、従来の2.5~3.5%から4%近くに上方修正する見通しだ。上半期の経済が前年同期比5.1%拡大したことを受けたもので、人工知能関連の輸出好調や米国からの株式市場への資金還流が追い風となっている。ポール・チャン財政長官は、統計局が今月中に予測を引き上げると明らかにした。上海商業銀行とバプテスト大学のアナリストは、通年のGDP成長率が3.5~4%に達する可能性があると試算。米国による一部制裁解除が欧米投資家の信頼感回復を後押ししているという。ハンセン指数は7月に約3000ポイント上昇し、1日平均売買代金は3000億香港ドル超を2カ月連続で維持。2026年1~7月のIPO調達額は2025年通年の総額を13%上回った。さらに香港は2026年8月3日、香港取引所に中国国債5年物先物を上場し、人民元のグローバルハブとしての役割を強化する。点心債の残高は1兆6000億元を超える。ただし、地政学的リスクや米金利、世界経済の変動には引き続き警戒が必要だ。