キャピタル・エコノミクスの主任エコノミスト、スティーブン・ブラウン氏は、6月の米消費者物価指数を受けて、FRBが今月のFOMCで利上げに踏み切る可能性はほとんどなくなったとの見方を示した。コアCPIが前月比横ばいとなったものの、FRBが重視するコアPCE物価指数にとっては見かけほど良い結果ではなく、PPI発表前の暫定予想ではコアPCEデフレーターが前月比0.18%上昇とやや強めの数字になるという。それでもコアPCEの伸びは年率3.3%程度に低下すると見込まれ、ハト派メンバーがタカ派を説得し今月の利上げ見送りにつながる十分な根拠になり得るとしている。一方で、AI投資ブームや消費者需要の回復を背景にコア・インフレ率は目標を上回り続ける見込みで、ブラウン氏はFRBが年内に利上げを行うと予想している。