タイの大手商業銀行が、外資系金融機関からウェルスマネジメント事業を買収する交渉の最終段階にあり、今週中に発表される見込みだとの観測が出ている。ただし、この買収交渉に関する公式な確認はまだなく、買い手となる銀行名、取引額、移管される資産や顧客基盤の詳細も明らかになっていない。対象となる事業は、DBSウィッカーズ(タイランド)またはDBSVTの事業部門であるDBSウェルスで、主に高純資産層および超高純資産層の顧客基盤を持つ。関係筋によると、この取引により買い手銀行は顧客基盤と運用資産を即座に拡大できるという。DBSのタイにおけるAUMは約1000億バーツで、2026年までに3000億バーツを目指していたが、この数字は売買価格ではなく、取引の構造や顧客の判断によって移管される資産のすべてではない可能性がある。タイのウェルスマネジメント事業をめぐる競争は激化しており、市場のAUMは2026年に約19.3兆バーツ、2028年には22兆バーツに達すると見込まれている。