金曜日のコーヒー先物価格は大幅に下落して引けた。インターコンチネンタル取引所が今週2度にわたりコーヒー先物の証拠金を引き上げたことで流動性が枯渇し、多くの商品ファンドがポジションを解消したためだ。アラビカコーヒーの9月限は13.65セント(3.92%)安、ICEロブスタコーヒーの9月限は191ドル(4.72%)安で引けた。この動きは、ブラジルの収穫遅れを背景にアラビカが5カ月半ぶり高値、ロブスタが5カ月ぶり高値を付けるなど、乱高下した後のことだ。ブラジルの収穫は7月1日時点で52%完了と、前年同期の60%を下回っている。ロブスタのファンドの買い越しが過大で、週間データによると7月7日までの週に5,607枚増加し、2年超ぶりの高水準となる44,195枚の買い越しとなっており、これが下落局面を増幅させる可能性がある。ICEの在庫減少も支援材料で、アラビカの在庫は2年3カ月ぶりの低水準となる344,269袋に落ち込んでいる。また、エルニーニョ現象が強まればブラジルの次期収穫に打撃を与えるとの懸念もあるが、こうした材料は証拠金引き上げに伴う売りに覆われた。