世界最大級の政府系ファンドであるノルウェー銀行インベストメント・マネジメント(NBIM)は、投資対象の分散化を目的に、日本国債の保有割合を引き上げる方針を明らかにした。NBIMはノルウェー財務省に宛てた書簡で、債券運用の見直しを提案し、保有債券のうち日本国債の配分を4.6%から7.4%に増やす考えだ。米メディアの試算では、これは約170億ドル(2兆7000億円)の増加に相当する。一方、米国債やユーロ圏国債の配分は引き下げ、国債全体の割合も7割から5割に削減する。米国債の保有額は約800億ドル(12兆5000億円)減る見通しで、米長期金利には上昇圧力がかかる恐れがある。この動きは、実施されれば日本の長期金利上昇と円安の抑制につながる可能性がある。