米連邦準備制度理事会より数か月前に米国のインフレ率4.2%を正確に予測したOECDは、中東紛争の長期化によりインフレ率が2027年まで4%を超える可能性があると警告している。6月の経済見通しでOECDは2つのシナリオを示した。一時的な混乱では2026年のインフレ率が3.7%、GDP成長率が2%となるのに対し、混乱が長期化した場合はインフレ率が2026年に4.1%、2027年に4.2%に上昇し、GDP成長率はそれぞれ1.4%、0.6%に落ち込む。報告書は、この紛争が世界経済に支配的な影響を及ぼすようになったと指摘し、長期化シナリオではFRBの利下げが少なくとも2027年まで遅れ、S&P500に悪影響が及ぶ可能性が高いとしている。投資家は中東情勢を注視し、低成長環境に適した投資を検討するよう助言されているが、市場のタイミングを計ることは推奨されていない。