ロシアは、黒海とアゾフ海での輸出危機に対処するため、小麦、大麦、トウモロコシの輸出関税を0%に維持し、穀物の変動輸出関税の徴収を2026年末まで停止すると発表した。これは、ウクライナの攻撃により、全輸出の70%以上を占める航路が中断されたことによる。ロシア経済開発省は水曜日(9月2日)の声明で、この決定は物流システムの再構築の必要性に基づくものであり、新たな関税率は12月31日まで維持されると述べた。一方、ひまわり油の輸出関税は8月の水準に固定される。世界の小麦輸出の4分の1以上を占めるロシアとウクライナは、黒海とアゾフ海での商船と港湾への攻撃を強化しており、小麦先物価格は3年ぶりの高値に急騰し、ロシアの8月の小麦輸出は前年比で半分以上減少した。SovEconは、ロシアがバルト海の港に切り替えたものの、その能力は限られており、年間約6000万トンの穀物輸出を支えるには不十分であるため、9月の輸出は2010年以来の低水準に落ち込む可能性があると予測している。