GPIFの基本ポートフォリオ見直し思惑、円買い・金利低下を増幅

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要約 · なぜ重要か

金融市場ではこの数日、円債買いと円買いが相乗的に進んでおり、背景には米国の意向を巡る思惑と日米の政策金利見通しの変化に加え、300兆円規模の運用資産を持つ年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の存在がある。GPIFは8月に経営委員会を7年ぶりに開催し、議事次第に「基本ポートフォリオ検証等PTにおける議論について」との報告事項が記載された。3月の委員会では見直し不要と報告されており、わずか5カ月後の再議論は極めて異例だと大和総研の塩村賢史氏は指摘する。市場では、GPIFが資産比率を1%動かすだけで約3兆円の資金移動が生じることから、国内債券への投資拡大期待が円高・債券高を招くとの思惑が強まっている。現在の基本ポートフォリオは国内外の債券・株式に各25%を均等配分し、国内債券・国内株式・外国株式にプラスマイナス6%、外国債券に同5%の乖離許容幅が設定されており、SMBC日興証券の丸山凜途氏の試算では、現在の比率は国内債券26.91%、国内株式23.81%で、乖離許容幅をすべて円資産購入に振り向けた場合、30兆円規模の円買いが生じ得る。GPIFは市場環境の変化に応じて毎年度検証し、必要があれば見直しを検討すると説明しているが、実際の議論は数カ月後に公表される議事概要を待つ必要がある。

銘柄への影響 0

カバレッジ外企業 1

Government Pension Investment Fund非上場± 混在
資本関連度

GPIF is reportedly re-discussing its basic portfolio review, potentially shifting asset allocation toward domestic bonds, but no decision has been made.