最高裁判所は5対4の評決で、ドナルド・トランプ大統領が正当な手続きを経ずに連邦準備制度理事会のリサ・クック理事を解任しようとしたのは誤りだったと判断し、中央銀行の独立性を支持した。ジョン・ロバーツ最高裁長官は、クック理事には解任前に通知と反論の機会が与えられるべきだったと記し、大統領はいつでも理由を問わずFRBメンバーを解任できるとする政権側の主張を退けた。この決定は、FRBが政治的圧力から自由に金融政策を運営する能力を守るものであり、債券市場の安定と米国の信用格付けにとって極めて重要である。S&Pグローバルは金曜日、米国の格付けをAAプラスで据え置き、FRBの制度的な強さと信頼性が財政面の弱さを補う重要な要素だと指摘した。