トリスレーティングは、2026年のタイのGDP成長率予測を従来の1.8%から2.0%に引き上げ、2027年には2.2%へ加速すると予想した。予想を上回る力強い民間投資と堅調な財輸出が、この見通しを支える主な要因だという。トリスレーティングは、投資と輸出の伸びが民間消費を上回り続けるため、タイ経済の回復は2027年まで広範には行き渡らないとの見方を示した。一方、タイの家計債務の対GDP比は2025年に約87%と高水準にあり、アセアン域内で最も高く、家計の購買力を引き続き圧迫している。原油価格について、トリスレーティングは2026年の平均原油価格の前提を従来の1バレル93ドルから90ドルに引き下げ、2027年の前提を1バレル80ドルとした。タイの貿易収支は2026年最初の7カ月間で350億ドルの赤字となり、通年では約600億ドルの赤字に拡大する可能性がある。外国人観光客数は2027年に3430万人と予想され、中国を筆頭にアジアが依然として主要な観光客の供給源となっている。