トランプ政権は、キャピタルゲインの取得原価をインフレに連動させる案を策定中で、国家経済会議のケビン・ハセット委員長は、これが共和党の中間選挙向け政策パッケージに含まれる広範な税制案の一部であることを確認した。上位1%の所得層は、課税対象となる長期キャピタルゲインの年間50%から70%以上を占めるのが通例で、分析によっては上位0.1%だけでその総額の半分近くを占めることもあり、この案による金銭的恩恵の圧倒的大部分は、ごく一部の最富裕層に集中することになる。責任ある連邦予算委員会は、イェール予算研究所の試算を引用し、大統領令だけで2035年までに1700億ドルから9500億ドルの債務増加につながる可能性があると予測した。一方、議会予算局のデータによれば、国家債務はすでに39兆ドルを超え、年間約1.8兆ドルずつ増加している。中流層の株式投資の大半は401(k)やIRAにあり、キャピタルゲイン税の適用方法が異なるため、課税口座でこの恩恵を実感できるほどの規模を持つ世帯は限られている。