トルコ中央銀行は、2026年末のインフレ率見通しを従来の26%から28%に引き上げた。イラン戦争をめぐる地政学的不確実性や、エネルギー・食料価格の変動が背景にある。トルコ中央銀行のファティ・カラハン総裁は、8月13日木曜日にイスタンブールで開いた記者会見で新たな見通しを明らかにした。前月に実施した中央銀行の調査では、市場は年末のインフレ率を約29%と予想していた。中央銀行はインフレ目標を24%に据え置いた。インフレ率は2か月連続で減速し、7月には31.8%となったものの、中央銀行は引き続き金融引き締め姿勢を示している。2月下旬の戦争勃発以降、中央銀行は主要政策金利である37%に代えて、翌日物金利40%を金融システムへの流動性供給の主な手段として用いている。