8月の米消費者物価指数で、変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は前月比0.3%上昇と、市場予想の0.2%上昇を上回った。キャピタル・エコノミスクの主任エコノミスト、スティーブン・ブラウン氏は、コアCPIが予想外に上振れしたことで、米連邦準備制度理事会が来週の連邦公開市場委員会で利上げに踏み切る可能性が高まったと指摘した。上昇の主な要因は中古自動車価格の前月比0.4%上昇や新車価格の0.3%上昇などで、コアサービス価格は0.3%上昇したものの、航空運賃や新学期に伴う高等教育費、一過性とみられる携帯電話料金の上昇によるもので見た目ほど悪くはないという。8月のCPIデータを踏まえると、FRBがインフレ指標として重視する同月のコアPCE価格指数は前月比0.27%上昇、前年同月比では3.4%上昇と、7月の3.3%上昇から伸びが加速する見通しだ。ブラウン氏は、コアPCE物価指数が誤った方向に推移しており、ウォラーFRB理事をはじめ経済指標次第で柔軟にスタンスを変更する中立派のFOMC投票メンバーが来週の会合で利上げ支持に傾く根拠に十分なり得ると述べた。