米国とカナダの貿易を巡る応酬が一段とヒートアップし、第2次トランプ政権で貿易戦争の再来が現実味を帯びてきた。トランプ米政権は8日、カナダに対する50%関税の対象品目拡大と輸入禁止措置を発表した。カナダのカーニー首相も「米国はわれわれを支配しようとしているが、決して起こさせない」と強硬姿勢を示した。米政権高官は、報復措置を取った国としてカナダと中国を名指しで批判しており、中国とは相互に100%超の高関税をかけ合う事態に発展した経緯がある。調査会社イプソスの世論調査では、カナダへの高関税措置を支持する米国民は20%にとどまり、反対が57%に上る。中国との貿易戦争は高関税が双方の貿易を縮小させ、最終的には取り下げる結果となったが、トランプ氏は強気の姿勢を崩していない。