BMOの米国主任エコノミスト、スコット・アンダーソン氏は、7月の米雇用統計が雇用創出面で弱く、9月の利上げ観測を後退させたと指摘した。非農業部門就業者数は前月比2万3000人減と予想外の減少となり、過去2カ月間で10万3000人下方修正された。平均時給の伸びは前月比0.1%上昇と鈍化し、前年同月比も3.2%上昇と2020年2月以来の低い伸び率となった。失業率は0.1ポイント低下し4.1%となったが、労働参加率は61.4%に低下し、労働力人口は過去2カ月で約100万人減少した。アンダーソン氏は、今回の統計で年内利上げはないとの予想を維持し、労働市場の悪化が第3四半期の実質個人消費の伸びに重くのしかかるとの見方を示した。