米プライベートクレジットのポートフォリオ価値は第2・四半期に安定化の兆しを見せたが、ソフトウエア関連融資を中心に評価減が続いている。ロイターの分析によると、米国のビジネス・デベロップメント・カンパニー(BDC)44社のポートフォリオ価値は、2026年上期に報告上の取得原価を下回った。6月30日時点の公正価値は計928億8000万ドルで、取得原価951億9000万ドルを下回った。公正価値対取得原価比率は25年12月末の99.25%から第1・四半期に97.77%へ低下し、第2・四半期は97.57%となった。フーリハン・ローキーのクリス・セスナ氏は、上半期の168ベーシスポイント低下は通常を大きく上回ると指摘した。BDCは今年、ソフトウエア関連融資の81%を評価減したが、他セクターでは40%にとどまった。ブルー・アウル・キャピタル・コープは第2・四半期の純資産価値減少を1件の信用リスクに起因すると説明し、アレス・キャピタル・コープでは年初来の未実現純損失5億2700万ドルのうち、ソフトウエア企業2社が3分の1強を占めた。ノンアクルーアル投資は25年末の2.5%から6月末には約3.4%に上昇した。