スコット・ベッセント米財務長官は、ドナルド・トランプ大統領の政権下で米国の財政赤字がすでにピークを過ぎた可能性が非常に高いと明らかにし、財政再建を極めて重視すると強調した。赤字と公的債務が過去最高水準に急増するなか、7月の月次財政赤字は4320億ドルを超え、5年超ぶりの高水準となった。これにより会計年度入り以降の累積赤字は約1兆8000億ドルに達し、前年同期を上回った。一方、米政府債務は40兆ドル超と過去最高を更新し、この10年で2倍以上に増えた。ベッセント氏は、政府チームが数千億ドル規模の歳出削減につながる可能性がある財政再建策を進めていると述べ、関税収入を政府歳入の拡大と債務負担の軽減に向けた重要な手段と位置づけた。ただし、米最高裁がこれまでに複数の関税措置を無効とする判断を示しており、法的な障壁にも直面している。