米国産小麦先物が上昇した。農務省が小麦の生産予測を下方修正し、米国の小麦収穫量が1970年以来の最小規模になるとの見通しを示したためだ。月例のWASDE報告で、USDAは2026年の米国小麦生産量を15億3600万ブッシェルと推定し、6月時点の予測から700万ブッシェル引き下げた。同報告では、トウモロコシ生産量を160億ブッシェル、大豆生産量を44億8000万ブッシェルと予測し、2026年の期末在庫はトウモロコシが17億9000万ブッシェル、大豆が3億1000万ブッシェル、小麦が7億2200万ブッシェルと見込まれている。アナリストは、ロシアがウクライナのドローン攻撃への対抗措置としてアゾフ・ドン運河とケルチ海峡を封鎖するとの観測が小麦先物をさらに下支えしたと指摘する。これにより約2000万トンのロシア産小麦輸出が滞留する可能性がある。シカゴ商品取引所の9月渡し小麦は3.2%高の1ブッシェル=6.39ドル4分の1で引け、12月渡しトウモロコシは1.8%高の4.60ドル4分の1、11月渡し大豆は0.7%高の11.89ドル4分の1となった。