中国の習近平国家主席は、イランに対してより慎重な姿勢を示し、キルギスで開催された上海協力機構(SCO)首脳会議で、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領と短時間の会談を行ったが、この会談を目立つ形で公表しなかった。北京がテヘランとの距離を保とうとしているとの見方が強まる中、習氏は9月下旬にワシントンを訪れ、ドナルド・トランプ大統領と会談する予定だ。中国の国営メディア(人民日報を含む)は、イラン大統領との会談について言及しなかった。一方、インドの首脳は自身の会談の写真を公開した。アナリストは、中国はイランとの戦略的関係を維持したいと考えているが、特に習氏とトランプ氏の会談を前に、イラン側に立っているというシグナルを送りたくはないとみている。中国はイランからの制裁対象原油の最大の買い手であるが、戦争開始以来、ホルムズ海峡経由の輸入量は大幅に減少している。また、米中経済摩擦が続く中、中国の貿易黒字は昨年、過去最高の1兆2000億ドルに達した。