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円安定着で企業の為替ヘッジ強化、介入局面が好機に
日本企業が円安定着を背景に為替変動リスクへの対応を強めている。ワークマンは仕入れ計画に対する為替予約比率を従来の5~6割から8~9割へ引き上げ、2027年3月期分は約85%を1ドル=148円程度で予約済みだ。大和証券の平山祥氏によると、企業からは5~10年先まで為替レートを固定したいとの相談が増え、1ドル=160円台では一段の円安に備える問い合わせが増加した。輸出企業でもバンク・オブ・アメリカの長浜大和氏が、介入による円高進行に備えたドル売りヘッジの動きが出る可能性を指摘する。企業の対応は金融取引にとどまらず、ハニーズホールディングスは為替予約を数年先まで積み上げ、セリアは商品仕様やパッケージ見直しで原価上昇を抑制する方針だ。国内金利上昇を受けて変動金利借り入れの固定化も広がり、野村証券の岩崎紀子氏はバランスシート全体でのリスク管理の必要性が高まっていると話す。