Critical Materials & Supply Chain▲
SALEE、半導体受注で利益急増、今年78%成長見込む
元大証券(タイランド)の分析によると、SALEEの業績は2025年第4四半期以降、タイに新規投資した半導体グループ向けのチップトレイ製造を受注したことで、四半期あたり1400万~1500万バーツに加速した。これにより稼働率が上昇し、純利益率は従来の2~3%から5%に改善した。残存する生産能力が大きいため、追加投資なしで受注に対応できる。アナリストは、SALEEの利益が今年、全四半期で前年比成長を遂げると予想する。また、残りの期間の利益が2026年第1四半期と同水準であれば、通期利益は6000万バーツとなり、前年比78%増、1株当たり利益0.04バーツ、配当利回りは年4~5%となる。この試算は稼働率がわずか50%であることを前提としており、政府の消費刺激策が2026年後半のプラスチック・ラベル事業の成長を後押しする追い風もある。さらに、ヒューマノイドロボット向け部品を生産しタイでの投資を継続的に拡大している主要顧客の日本電産は、SALEEにとって長期的なプラス材料となる。同社が生産する部品は耐熱性が求められる特殊プラスチックで、クリーンルームでの製造が必要であり、タイ国内に直接の競合は少ない。テクニカル面では、株価は全移動平均線を上回って推移しており、支持線0.60バーツ、抵抗線0.68バーツ。これを突破すれば0.80バーツを試す可能性がある。