8344.JP▲
中位地銀株が際立つ上昇、利ざや拡大を評価
国内長期金利の上昇基調が続くなか、中位クラスの地銀株のパフォーマンスが好調で、貸出金利の引き上げに伴う利ざや拡大が業績を押し上げる構造が評価されている。東証33業種の銀行業は年初来49.1%上昇し、TOPIXの21.9%を大きく上回る。個別銘柄では、福井銀行が2.7倍、山形銀行が2.3倍、秋田銀行が2.2倍と、メガバンクの三菱UFJフィナンシャル・グループの47.6%上昇、三井住友フィナンシャルグループの38.3%上昇を上回る。一方、預金金利の引き上げによる調達コスト上昇で利益が圧迫される低位地銀は出遅れ、選別が進んでいる。市場では「銀行株=買い」の見方は一巡し、金利上昇のメリットとデメリットを投資家が慎重に見極める局面に入ったとみられている。