Credit Agricole SAACA
言及
米ヘッジファンドMaelstromの最高投資責任者(CIO)で、暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所BitMEXの共同創業者であるアーサー・ヘイズ氏は3日、自身のニュースレター「Crypto Trader Digest」で新エッセイ「Atención」を公開した。同氏はユーロ円が現在の185円前後から来年6月までに140円以下へ下落すると予想し、この通貨動向がFRBによる資金供給拡大の号砲になるとみている。背景にはベッセント米財務長官が主導するドル安誘導戦略があり、日本に続いて欧州資産が売却圧力の矛先になりやすいと指摘。フランスは政府支出がGDPの約6割を占め、ECBのTarget2で2021年以降に純債務国へ転じたことから、仏国債やBNPパリバなど大手銀行の債券に売りが集まりやすい状況だという。仏大手銀行3行(BNPパリバ、クレディ・アグリコル、ソシエテ・ジェネラル)は米レポ市場で約2割のシェアを持ち、資金供給余力が細ればFRBが国債買い入れプログラム(RMP)を増額せざるを得なくなるとヘイズ氏は分析。FRBは2025年12月からRMPで短期国債を買い入れ、直近発行額の約4割を吸収し、月平均約220億ドルのペースだが、米財務省が長期国債の買い戻しを強化すれば月1,000億ドル規模まで拡大しうると試算した。Maelstromはビットコインを中核とする長期保有方針を維持しつつ、2026年末までの短期目標としてイーサリアム1万ドル、Ethena(ENA)0.5ドル、Ether.fi(ETHFI)2ドルを挙げている。