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第一稀元素化学工業が反発、PER42倍の現在地と増益要因を分析
第一稀元素化学工業株式会社の株価が8月下旬に急騰し、9月3日時点でPER(株価収益率)は42.04倍、PBR(株価純資産倍率)は1.62倍となった。8月25日の2,091円から、8月26日は2,591円、8月27日は3,000円へと2営業日で4割超切り上がり、その後は調整したが、直近1カ月では3割超の上昇となっている。会社が公表した2027年3月期の予想1株当たり当期純利益は62.12円で、この予想を前提にすれば、いまの株価は1年分の利益の40倍を超える水準に置かれている。2026年3月期通期は売上高357億円(前期比+6.3%)、営業利益34億円(+52.4%)と増益を達成し、経常利益は32億円(+414.8%)と大幅に伸びた。増益の要因は、原料市況の影響による高額在庫の利益圧迫要因の解消やベトナム子会社の本格稼働に伴う費用負担の減少などが挙げられる。一方、2027年3月期の会社計画は売上高370億円(+3.5%)、営業利益30億円(▲13.8%)と減益を見込むが、第1四半期の営業利益は11億円で進捗率38.4%と計画を上回っており、予想1株当たり配当も30円に引き上げられている。