欧州主要企業の増益率が3年ぶり高水準、エネルギー好調もAIで米国と格差

EarningsCommodity
โดย ロイター·元記事を読む
要約 · なぜ重要か

欧州主要企業の2026年4~6月期決算は、エネルギー企業の好調を背景に3年余りぶりの高い増益率となる見通しだ。LSEGのI/B/E/Sデータによると、欧州主要企業の4~6月期利益は前年同期比15.3%増と予想され、これは2022年10~12月期以降最も高い。増益の主因はエネルギー業界で、イランを巡る紛争の影響で原油価格が上昇し、石油・ガス大手の収益拡大が見込まれている。一方、米国企業の増益率は平均23.7%の見込みだが、エネルギー企業を除くと欧米間の格差はさらに大きく、STOXX欧州600指数企業のうち非エネルギー企業の利益は6%増にとどまるのに対し、米S&P総合500種企業は19.6%増となる見通しだ。モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントのジタニア・カンダリ副最高投資責任者は、AI関連収益が好調な米国企業が優位な状況は当面続くものの、欧州企業も徐々に追い上げるとの見方を示した。JPモルガン・プライベート・バンクのナタリア・リピキナEMEA株式戦略責任者は、欧州経済の成長鈍化を背景に慎重姿勢を維持し、欧州市場が本格的に上昇するには昨年のドイツ財政刺激策のような新たな材料が必要だと述べた。4~6月期業績は既に大方が織り込まれた点から、企業が2026~27年に向けた需要見通しや利益見通しについてどのような見解を示すかがより注目される。オランダ半導体製造装置大手ASMLは15日に4~6月期決算が市場予想を上回ったことに加え、2026年の売上高見通しを引き上げ、AI関連投資拡大の恩恵を受ける欧州企業の一例として市場の関心を集めた。もっとも、欧州企業を取り巻く環境は一様に明るいわけではなく、アリアンツ・グローバル・インベスターズのクリストフ・ベルガー欧州株式CIOは、エネルギー価格上昇が消費者心理を圧迫し、既に中国市場の需要減速に直面する自動車業界などには逆風となっていると指摘した。来週はスイス製薬大手ノバルティス、イタリアの銀行大手ウニクレディト、ドイツのソフトウエア大手SAPと自動車大手フォルクスワーゲンなどが決算を発表する予定で、欧州企業の業績動向を左右する重要な材料となる。

銘柄への影響 6

Semiconductors · 1 銘柄
ASML Holding N.V.
ASML
▲ ポジティブ需要関連度

ASML reported better-than-expected quarterly results and raised its 2026 revenue forecast, benefiting from expanding AI-related investment.

Financials · 1 銘柄
Biotech & Genomic Medicine · 1 銘柄
Cloud & Digital Infrastructure · 1 銘柄
Consumer Discretionary · 1 銘柄
Electrification & Mobility · 1 銘柄