Bank of Ayudhya PCLBAY
言及
クルンシィ銀行(BAY)のグローバルマーケッツ部門は、今週のバーツ相場が1ドル=33.00〜33.60バーツのレンジで推移する見通しを示した。前週のバーツは33.31バーツ/ドルで弱含みの終値となり、取引レンジは33.08〜33.43バーツ/ドルだった。米連邦準備制度理事会が政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、3.75〜4.00%の範囲とすることを全会一致で決定したことを受け、ドルは主要通貨に対して全面高となった。これは3年ぶりの利上げとなる。一方、イングランド銀行は6対3の賛成多数で3.75%に据え置き、日本銀行は1.25%へ引き上げた。外国人投資家はタイ株を51億9200万バーツ、タイ国債を75億5200万バーツそれぞれ売り越した。今週の全体見通しについて、クルンシィ・グローバルマーケッツは、米連邦準備制度理事会が今年あと1回の利上げを行うと予想されるものの、主要国の多くでも金利が上昇基調にあると指摘。短期的には原油価格が大幅に上昇すればドル高が続く可能性がある。市場はフランスの政治的不透明感の高まりによるユーロの下振れリスクに警戒しており、円はこのところ一部で利益確定売りにさらされるリスクがある。国内要因では、タイの政策金利引き上げへの圧力は依然としてかなり限定的だ。世界的な金利上昇と商品価格の変動を背景に、バーツは短期的に下落する可能性がある。電子部品輸出は技術サイクルに支えられているものの、輸入コストの高止まり、低成長、金利差の方向性などから、バーツの上昇は当面期待しにくい状況が続く。