Critical Materials & Supply Chain▲
ザルツギッター、2026年上半期に黒字転換、通期見通しを据え置き
ザルツギッターは2026年上半期に黒字転換を果たし、欧州の鉄鋼需要が低迷する中、売上高46億ユーロ、営業利益5900万ユーロ、純利益4300万ユーロを計上した。業績は鉄鋼マージンの拡大、P28プログラムによる9700万ユーロのコスト削減、そしてアウルビスへの投資からの1億1300万ユーロの利益貢献に支えられた。同社は2026年の通期見通しとして、売上高約100億ユーロ、EBITDA7億2500万~8億2500万ユーロ、税引前利益3億2500万~4億2500万ユーロを据え置いたが、下半期の勢いは季節要因や保守作業、上半期の一時的要因の剥落により鈍化する可能性があると警告した。ザルツギッターによるHKMの買収と変革は、下半期の利益に数千万ユーロ規模の追加貢献が見込まれるが、2029年までに粗鋼生産能力を500万トンから250万トンへ、従業員を約3000人から1000人へ削減する計画を伴う。同社はHKMの電炉転換に約9億ユーロの総投資を計画し、2029年後半からのグリーンスチール生産とCO2排出量90%削減を目指す。