BYD Electronic International Co Ltd銘柄への影響 2
BYD Electronic International Co Ltdマッコーリーは月曜日、BYDエレクトロニックの格付けを「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」に引き上げた。サーバー製造と液体冷却事業の立ち上がりにより、2026年下半期からの業績回復が見込まれるとしている。同証券は12か月目標株価を18%引き上げ、24.70香港ドルから29.22香港ドルとした。BYDエレクトロニックの上半期業績は弱く、売上高は前年比2%増の822億人民元、純利益は75.4%減の4億2600万人民元となった。スマート端末部品の低迷、主要海外顧客の製品仕様変更、為替損失、AIインフラへの先行投資負担が原因。マッコーリーは、業績の底を脱し下半期に回復すると予想。スマートフォン発売、稼働率向上、液体冷却の量産、サーバー出荷の増加により、第4四半期に明確な転換点を迎えるとみる。最大の成長機会はAIインフラで、経営陣は2026年のサーバー売上高を30億~50億人民元、液体冷却売上高を約3億~5億人民元と見込む。マッコーリーは2026年のAIインフラ売上高を37億人民元、2027年を66億人民元と予測。中国のトップ3インターネット企業の1社へのサーバー生産納入は2026年第4四半期に開始予定。また、次世代Vera Rubinシステム向け液体冷却製品の量産準備を9月から進めている。自動車事業も成長ドライバーで、NEV部品売上高は上半期6.4%増、下半期は前年比37%増の見込み。スマート端末は依然として足かせで、上半期の部品売上高は約13%減。ただし、9月から11月にかけてのAndroidフラッグシップ発売により、稼働率と第4四半期の収益性が改善する見通し。マッコーリーは、2年連続減益の後、2027年の純利益は前年比83%増と予想。2026年の純利益予想を33%減、2027年を1%減に修正し、2028年は4%増に引き上げた。新目標株価はセグメント別評価に基づき、スマート端末に2027年予想PER12倍、NEV部品に15倍、AIコンピューティングインフラに25倍を適用。8月28日の終値24.76香港ドルから期待トータルリターン18.6%を示唆。主な触媒は9月のiPhone発売と第3四半期決算。リスクはiPhone・iPad販売の想定割れ、NEV部品事業の約80%をBYDに依存、中国AI資本支出の減速など。