アカマイ、アンソロピックと116億ドルのクラウド契約 株価22%高
米アカマイ・テクノロジーズは24日、人工知能開発企業アンソロピックと総額116億ドルのクラウドサービス契約を締結したと発表した。契約期間は7年間で、アンソロピックにはアカマイ株の最大5%を取得できるワラントが付与され、アカマイの株価は時間外取引で22%急騰した。ワラントのうち発行済み普通株式の約2%に相当する部分はアンソロピックによる116億ドルのコミットメントに連動し、残る3%は両社が契約規模をさらに最大90億ドル拡大した場合に権利が確定する。アンソロピックはワラントによりシリーズB株を1株当たり111.33ドルで購入する権利を得て、これはアカマイの普通株式約770万株に転換される。アカマイが今年発表した複数年のクラウドインフラ契約は顧客全体で28億ドルを超えており、今回の契約でさらに増加する。アカマイによると、当初のコミットメントに関連する設備投資総額は約55億ドルと見込まれる。
オラクル、データセンター開発で不可抗力通知 電力確保遅延の可能性
米IT大手オラクルは、西部ニューメキシコ州で進める大型データセンター開発を巡り、電力確保が遅れる可能性があるとして、米資産運用会社ブルー・アウルの傘下企業に不可抗力(フォース・マジュール)を通知した。事情に詳しい関係者が24日、ロイターに明らかにした。これを受けてオラクル株は3%超下落した。関係者によると、契約上データセンター用地の電力確保はオラクルの責任で、オラクルはいかなる場合も賃貸契約を解除できない。ブルー・アウルは同プロジェクトに約30億ドルを出資し、オラクルが債務コストを負担する。ブルームバーグが先に報じたところによると、オラクルは主要テナントとして撤退するのではなく、プロジェクト・ジュピターと呼ばれるデータセンターが計画通り2028年に稼働できない場合に備え、支払い開始を遅らせようとしている。プロジェクト・ジュピターは約1400エーカーの敷地にデータセンター群を整備する計画で、報道によると銀行団から180億ドルの融資を確保しており、オラクルが米オープンAIに人工知能向けのコンピューティング能力を提供する大型契約の一部。また米国内にAIインフラを構築するスターゲート計画に組み入れられており、同計画はオープンAI、ソフトバンクグループ、オラクルなどが参加し、5000億ドル規模の投資を掲げている。
パランティアとネビウス、戦略的AIインフラ提携を発表
パランティア・テクノロジーズとネビウス・グループは9月8日、ネビウスのAIネイティブなコンピュート基盤をパランティアの商用プラットフォームに取り込む戦略的提携を発表した。パランティアはネビウスを優先的なソブリンAIインフラパートナーに指名し、ネビウスのコンピュートと推論エンドポイントをパランティアの企業向け境界内に直接統合する。この提携により、商用顧客は独自データを厳格に管理しながらオープンAIモデルを展開し、計算負荷の高いワークロードを実行できるようになる。両社はまた、電力が利用可能な場所でコンピュート容量を迅速に拡張するため、モジュール型データセンターの展開でも協力する。パランティアにとってこの契約は、米国での急速な商用拡大と157%の純ドル維持率を支える専用の高性能コンピュート容量を提供するものとなり、ネビウスにとっては自社のフルスタックAIクラウド基盤が正当化され、パランティアの企業顧客基盤への直接アクセスが開かれることになる。この提携には双方にとって実行面と資本面のリスクが伴う。パランティアはホスティングと提供に伴う費用増加に直面し、ネビウスはデータセンターの積極的な建設とGPUの取得を進める中で、継続的なEBIT損失とマイナスのフリーキャッシュフローの影響を受け続ける。