Adobe Systems IncorporatedADBE
言及
月曜日の時間外取引で、エンタープライズ向けソフトウェア株が急伸する一方、半導体株は広範に売られ、かねて議論されてきたヘッジファンドのペアトレード、すなわちエンタープライズSaaSの買い持ちとAIハードウェア供給企業の売り持ちが鮮明になった。アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者は週末、「フロンティアの歩みを緩める」として高度なAI能力の向上を減速させることを提唱する論考を発表し、この転換に拍車をかけた。サム・アルトマン、イーロン・マスク、サティア・ナデラの各氏も同調する発言をしている。最近のAI関連の勝ち組であるマーベルとインテルはそれぞれ5.5%安、4.9%安となる一方、SaaS銘柄群をけん引するクラウドストライクは4.5%高。サービストゥナウとアトラシアンはともに3.5%高、ワークデイとアドビは2.8%高、インテュイットは2.3%高の気配となっている。半導体側では、アプライドマテリアルズが4.6%安、マイクロンは4.4%安とみられ、AMD、ブロードコム、エヌビディアはそれぞれ4.1%安、3%安、2%安となっている。ハイパースケーラーのAIインフラ支出は頭打ちになる一方、AIを活用したソフトウェアの企業導入は拡大を続けるという見方が根底にあり、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、メタ・プラットフォームズによるAIインフラ支出に関する今後の見通しや、連邦準備制度理事会の今後のFOMC会合でタカ派的なシグナルが出る可能性が、このローテーションを裏付けるか、あるいは巻き戻す可能性がある。