要約 · なぜ重要か
InnovestXは、タイ上場企業の2569年第2四半期決算がほぼ出そろったと指摘した。8月11日時点で約300社が決算を発表し、時価総額ベースで全体の約70%に達しており、純利益合計は2290億バーツと前年同期比4%増、第1四半期比では23%増となった。前年同期比・前期比の両方で利益が伸びたのは、観光・ホテル、通信、包装の各セクターだった。石油化学は前年の赤字から黒字に転換した一方、食品・飲料は両期間で減益となった。利益予想が存在する55社だけを見ると、予想を上回った企業が50%超、予想通りが29%、予想を下回ったのはわずか21%だった。このためInnovestXは、第2四半期の純利益合計について従来予想の2300億~2400億バーツを上回る可能性があるとみている。コンセンサス予想も上方修正され、2569年のEPSは従来の97.2バーツから106.4バーツへ、2570年は103.9バーツから114バーツへ引き上げられた。決算発表シーズンを通過した後、投資家の関心は8月17日発表予定の第2四半期GDPに移る見通しで、市場は前期の2.8%から減速して1.7%の成長を予想している。投資戦略としては、4つのテーマによる選別買いを推奨している。具体的には、AP、PR9、SAWAD、HMPRO、BDMS、TU、BCH、BCPG、MTC、TIDLORなどの出遅れ株、KBANK、BBL、KTBなどの銀行、CPALL、CPNなどの小売を対象とするGDP関連株、タイ国内旅行促進策や政府予算に関連するERW、CENTEL、AWC、CPALL、CPN、STECON、CK、SCC、SCCCなどの政策関連株、そして中間配当利回りが2%超と予想されるSCCC、ADVANC、SAT、SPALI、AH、PTT、SIRI、TQMなどの高配当株が挙げられる。